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世界的な広がりを見せるコロナウィルス。

当初は遠い異国の出来事と傍観していたフランスでしたが、ついに国内で死者が出て、さらに隣国イタリアがヨーロッパ最大の感染者数を抱えるようになると、いよいよ他人事ではなくなってきたという雰囲気に。

 

人々の不安も募るなか、31()・2日(月)には、伝染を懸念する職員の出勤拒否でルーヴル美術館が閉館に。

そんなパリの現在の状況をお伝えします。

 

 

■フランスでのコロナウィルス流行の進行状況について

 

31日時点で、フランスでの新型コロナによる死者は2人。

感染者130人、うち116人が入院、さらにそのうち9人が重篤と発表されています。

 

フランス国内で初の死者が出たのは、2月の半ば。80歳の中国人観光客でした。

そして2人目が先週。

パリの北30㎞オワーズ県に住む中学校講師(フランス人・60)の死亡が発表されると、にわかにメディアや人々の反応が変化しました。

 

大きな波紋を呼んでいるのは、感染源。

 

死亡した男性が暮らしていたオワーズ県には、武漢からチャーター便で帰国したフランス人のケアを担当した軍の駐屯地があるのですが、そこに勤務するスタッフが感染。

そのスタッフの近親者と、死亡男性とが接触していたことが分かったそうです。

 

武漢からの帰国者と直接触れ合った軍の隊員の中からは感染者が出ていないとのことですが、受け入れ方法に落ち度があり、それがフランスでの感染拡大を招いたのではないかと疑われています。

 

 

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■パリの様子は

 

テロの恐怖に対しては動じない強固な心臓を持っているパリっ子ですが、さすがに近郊でコロナウィルスによる死者が出たことで、にわかに心乱されているようです。

 

◇幼稚園では

 

息子が通う幼稚園では、先週火曜日に渡された連絡帳と園内掲示板で、新型コロナ対策と注意事項について通達がありました。

 

‐中国、シンガポール、イタリアに渡航した園児は、帰国後14日間は自宅待機すること

‐待機中は12回熱を測り、体調の変化を見守ること

14日間で体調の変化が見られなければ登校可能

 

息子によると、園内では先生が手の洗い方を説明し、練習をしたそうです。

現時点では休園の予定などはないそうです。

 

 

◇薬局・スーパーでは

 

私自身も呑気に構えていたためそれまで何の対策もしておらず、週末に足を運んだ薬局6軒いずれでもマスクは売り切れ。

消毒アルコールジェルも同様に売り切れ。

 

スーパーは全く普段と同じ。

買占めや品薄状態などは見られず、トイレットペーパーもティッシュも通常の品揃えです。

 

 

◇街中では

 

薬局でマスクを買いそびれてしまいましたが、たとえマスクが手に入っても、着用するには勇気がいりそう。

日本とは異なりフランスでは、よほどの重症患者でないかぎりマスクを着用する習慣がありません。

フランス国内で感染が拡大している今でも住宅街を歩いている限り、着用している人に出会うことはごくまれ。

大型スーパーに1人いるかいないか程度です。

 

またアジア人がウィルス保持者扱いをされ差別されるとの記事をネットで見ました。

心が痛みます。ただ現在パリで暮らしている限り、いやな思いをしたことはありません。

周りの人が私に対して警戒心を抱いているようにも感じません(私が鈍感なだけ…!?)

 

ちなみに現時点で、パリで開催予定だったハーフマラソン大会は中止。ニースやダンケルクでのカーニバルも中止が決定。

来週にはパリVSドルトムントのサッカー試合が行われる予定ですが、通常通り決行するのか、無観客で試合をするのか、中止にするのかは、現在検討中とのことです。

 

春が近づくにつれて、ウィルスの威力も縮小していくといいのですが…。

 

(数字、時系列は31日の国営放送の全国ニュースで発表されたものです)

 

 

 

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