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フランスのパティスリーをモダンに変換させた菓子職人のひとりクリストフ・ミシャラクChristophe Michalak。

彼の作品は、芸術作品のように美しい見た目と洗練されたテイストが特長。まさに味わう宝石です。

「Mangue」マンゴー 7.00EUR 一見まるで果実のような、遊び心あふれる逸品。
マンゴーのムースの中は、パッションフルーツ&マンゴーのコンフィ、ココナッツのスポンジケーキ、アーモンドサブレが層になっています。

 

■フランス菓子をモダン化させた時代の寵児

「甘い物がごちそうだったわ。昔は砂糖が高価だったから」母がよく言っていましたっけ。

砂糖は重宝され、この高級品調味料を大量に使用したものこそが美味しいと考えられていたのです。母の時代に限らず私の幼少期の記憶をたどると、美味しいと思って食べていたお菓子といえば、やはり甘い甘いとても甘いものでした。

 

時代の変化とともに、砂糖を取り巻く状況は大きく変わりました。

砂糖生産の大農園の発展と世界貿易の流通網の開発によって、価格は低下。庶民でも気兼ねすることなく口にできる調味料になりました。

さらに、健康・美容ブーム世界を席巻。スリムなボディーラインと白い歯がもてはやされるようになり、肥満や虫歯の原因になりかねない砂糖は、ともすると歓迎されない存在に。

 

日本に限らずフランスでも砂糖絶対至上主義は過去のものとなって人の味覚を変化させ、甘ければ美味しいというセオリーは通用しなくなりました。

 

砂糖の甘さだけに頼ることなくお菓子をいかに美味しく作るか?この難問を華麗にクリアし、スターダムにのし上がったパティシエがクリストフ・ミシャラクでした。

シグネーチャーデザートであるMON KOEUR。グラサージュもパーフェクトで、まるで咲きたての花のように生き生きとしています。7.50EUR。
ショコラのビスケット、カリブのカカオ豆66%のショコラのクリーム、パッションフルーツなどのエキゾチックなコンポート、ユズのクリーム、ミルキーなショコラのクリームで構成される傑作。

 

 

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■マスコミから引っ張りだこの実力派

クリストフ・ミシャラクといえば、フォション、ピエール・エルメ、ラデュレなどで経験を積んだのち、2000年にアラン・デュカスに見いだされて若干26歳でプラザ・アテネ・パリのパティスリーシェフ(デザート担当シェフ)に就任。

そして2005年にフランス代表のキャプテンとして参加したクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー(洋菓子のW杯)では世界チャンピオンに輝くなど、名実ともにトップクラスの職人です。

若手パティシエが技を競うテレビ番組で審査員をしたり、レシピ本を出版したりと、マスコミの露出も積極的。

いつもジーパンとスニーカーといったカジュアルなスタイルで、他の共演者とのやり取りなど画面を通して見る限りですが、気さくな人柄がうかがえます。

 

ミシャラク以前にも世間に名の知れた菓子職人はいましたが、彼ほどの高い知名度を誇った人はいなかったでしょう。

また以前はレストランにおいてパティスリーシェフといえば調理を担当するメインのシェフほどの存在感や重要性は求められず、むしろ影の薄い存在でしたが、ミシャラクの登場以降はパティスリーシェフが誰であるかもレストランのステイタスを示す重要な要素になりました。

ミシャラクこそが、自身のネイムバリューで客が呼べる初めてのパティスリーシェフだったのではないでしょうか。

そして現在は高級パラスのレストランのパティスリーシェフの役職を勇退し、自身のメゾンを立ち上げてパリに3店舗+プランタンデパート内のサロン・ド・テのほか、東京の表参道に1店舗(昨年秋オープン)を構えています。

プランタンのメンズ館8階にあるミシャラクのサロン・ド・テ。

 

 

■ミシャラクが作るスイーツとは?

見た目の美しさもさることながら、味わいとテクスチャーが多彩であることがミシャラク作品の素晴らしいところ。

甘さは控えめです。甘さ控えめというと、物足りなさを感じるのではと思われるかもしれませんがその心配は無用。

甘さが退いた分の余地に、酸味・塩味・渋味・塩味などを絶妙なニュアンスで盛り込んで舌を魅了し、さらにクリームの滑らかさ・ビスケットのサクサク感・ナッツのコリコリ感などで豊かな食感を生み出しています。

意匠を凝らした、見るも鮮やか味わうも華やかな素晴らしい作品ばかりです。

 

Mini Klassik YUZU CITRON VERT(ユズとライムのケーキ) レモンとユズのクリームの上に、タイム風味のメレンゲをのせて。酸味が心地よく口いっぱいに広がります。7,00EUR

ミシャラクが作るケーキを体感せずして、現代フランス菓子事情を語ることはできません。是非ご賞味を!

https://www.christophemichalak.com/

(インスタアカウント) @christophe_michalak

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