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パリのグルメたちが心待ちにしているビッグイベント「テイスト・オブ・パリ」が5月9日に開幕。今年で5回目となる食の祭典は、グラン・パレの大フロアを貸し切って4日間にわたって行われました。

日替わりでシェフやパティシエが登場し、日々異なるデモンストレーションが催されるため、時間さえ許してくれれば4日間ともフルで参加したいところでしたが(そんな夢のようなゆとりがある訳もなく)、そのうちの2日目(5月10日)に参戦!

グラン・パレの壮麗なガラス天井の下、極上を味わいとそれを生み出すシェフたちに出会うことができました。

 

■「テイスト・オブ・パリ」とはどんなイベント?

テイスト・オブ・パリは、17のレストラン、50のアトリエ&料理学校が一堂に会し、日頃は閉鎖的でミステリアスな厨房の中で仕事をするシェフたちにスポットライトを当てるイベントです。

各ブースにはオープンキッチンが設けられ、来訪者はシェフが働く様子を観覧し、さらに調理されたばかりの作品を賞味することが可能。

その値段は1皿6~12EURととてもリーズナブルで、高級レストランに行く機会がなかなかない一般庶民が、超一流シェフの作品を気軽に賞味できる絶好の機会になっています。

 

まだ4年とその歴史は浅いものの、春の「テイスト・オブ・パリ」、秋の「サロン・ド・ショコラ」といわれるほどビッグイベントに急成長(ちなみにサロン・ド・ショコラは今年の秋で25回目の開催)。

 

「サロン・ド・ショコラ」がショコラをフォーカスした甘党の祭典で、試食を無料に提供しているのに対して、「テイスト・オブ・パリ」は甘党・辛党・酒飲みの皆が楽しめるようになっていますが、無料で試食ができるブースはごくわずか。

無料試食をウリにした集客をしないとあってか会場の混雑が少なく、各スタンドをじっくり見て回ることができるため、人混みが苦手な者には有難いです。

 

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■テイスト・オブ・パリ2019で出会った極上スイーツ

会場内にはリッツ、プラザ・アテネなどの高級ホテルのレストラン、星付きレストラン、シャンパンメーカーなどがブースを構えていましたが、おかず系はスルー。私のターゲットはあくまでもスイーツです。

生まれつき小食のため、会場内のすべてを味わうことはさすがにできないため、まずは会場内を一通り見て、厳選した3皿を頂きました。

 

1皿目:マキシム・フレデリック Maxime Frédéric @フォーシーズンズ・ホテル・ジョルジュサンク Four Seasons Hôtel George V

一番長い行列ができていたのは、フォーシーズン・ジョルジュサンクのブース。それでも午前中の比較的すいている時間帯だったので、待ち時間は15分ほど。

フォーシーズン・ジョルジュサンクの超一流ホテル内ある3軒のレストランでシェフ・パティシエを務めるのは、マキシム・フレデリック氏。2017年に若干28歳でこの重要な役職に任命された逸材です。

Fleur de Cacao 6EUR

マダガスカル産、ブラジル産の2種類のカカオを使い、ショコラをムース、ビスケット、クリーム、花弁に見立てた薄片など異なるテクスチャーに仕上げた芸術的なケーキ。「カカオの花」との名にふさわしいエレガントなたたずまいが特徴的。

渋さと甘さのバランスが素晴らしいクリームはカカオの味が立っていて、サイズは小ぶりですがずっしりとした食べ応えを感じました。

制作過程が間近で見れるのも魅力!

 

 

●2皿目:ヤン・メンギー Yann Menguy @フェランディ・パリ Ferrandi Paris

会場の端っこで、立地条件に恵まれているとはいえないながらも、ひときわ人を集めていたのがフェランディ・パリのブース。名だたる卒業生を輩出しているマスター向け料理学校です。この学校出身で、モンマルトルの裏手に店を構える若手実力者ヤン・メンギー氏のスイーツは、「テイスト・オブ・パリ2019」の1等賞を獲得した逸品。

それがもう心が震えるほど美味しくて…

Miss-Freeze 8EUR

マラ・デ・ボワ(イチゴの一種)の果肉入りピューレを底に敷き、上に、ビスケットとイチゴのシャーベットを内側に忍ばせたバニラのムースをのせたスイーツ。レモングラスで爽やかに仕上げられていて、口当たり軽快でした。香り豊かで、新鮮な苺の甘酸っぱさが口の中で炸裂し、一口ずつに感動が。

 

 

3皿目:クリストフ・ルッセル Christophe Roussel @ルレ・デセール Relais Desserts

世界19か国のエリート洋菓子職人の組合、ルレ・デセールもブースを出していました。クラブのメンバーが日替わりで3人ずつ登場し、自慢のデザートを提供。ル・ノートルのシェフ・パティシエを務めるジャン・クリストフ・ジャンソン氏、日本でもおなじみのローラン・デュシェーヌ氏とともに作品を紹介していた、ブルターニュ出身のクリストフ・ルッセル氏のケーキを賞味。

バターの主張が心地よいコクのあるクリームとふかふかのスポンジが層になったケーキはクラシックな味わい。ゲランド産の塩がアクセントになっていました。

Variation Guérandaise 6EUR

 

■テイスト・オブ・パリを100%楽しむための心得は?

会場内はごく一部のスタンドを除き、通常キャッシュレスで支払いをします。

会場に入ってすぐに「銀行 BANQUE」があるのでここでプリペイドカードを発行。10EURから、10EUR単位でお金をチャージできます。使いきれなかった金額は、もちろん後日払い戻ししてもらえます。

使用時はスタッフにカードを渡すだけ。

暗証番号などはなく、専用の機会にかざせば支払いが完了。支払いをスムーズにするこのシステムは、行列の待ち時間短縮にも一役買っていたに違いありません。

そして実は、来年の開催スケジュールもすでに発表されています。

次回のテイスト・オブ・パリは、2020年5月14~17日とのこと。

来年のことをいうと鬼が笑うといいますが、たとえ遠い遠い先にでも楽しいイベントが待ち構えていてくれると思うと、それだけで日々の仕事や面倒な雑事の負担も少し軽くなるような…。

 

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